1983-05-09 第98回国会 参議院 決算委員会 第10号
――大体、この更正決定自体がなっちゃいない。そのなっちゃいない更正決定を生かすためにこの井上兄弟の土地を法沢――原告が売ったとせざるを得ない計算になったんだ。私の方から見るとそういう理論がある。だから、いろいろ考え方があるんだから、私は、いま局と原告と争っております。
――大体、この更正決定自体がなっちゃいない。そのなっちゃいない更正決定を生かすためにこの井上兄弟の土地を法沢――原告が売ったとせざるを得ない計算になったんだ。私の方から見るとそういう理論がある。だから、いろいろ考え方があるんだから、私は、いま局と原告と争っております。
一方で、ただいま申しましたように、更正決定自体が相当減るわけで、協議団の仕事量をやはり根本的に再検討してみる必要があるかというように考えております。
○平田(敬)政府委員 更正決定自体が國会の責任である、こういうことを言つた税務官吏があるとすれば、私は絶対に間違いだと思います。更正決定自体は、あくまでも税法の規定に從つて所得を計算して、税率を適用し、算定する。これは税務署の責任でございまして、國会の責任を云々すべき筋合では全然ないと私は考える次第でございます。ただこういうことはあろうと存じます。
若い二十一、二の事務官が、結局法律の命ずるところに從つて、それは本人としてはきわめて眞劍に、眞面目にやつておられるのでしようが、そういうような状態において、今年のあの更正決定というものが出てきたということを考えると、これはこの際どうしても二十二年度の更正決定自体を、個人の事業所得者全体について、何らか早急に適当な処置を講じて、もう一度考え直してみる必要がある。